ヤフオクで落札できなかった時の次の一手(負けた理由の見方と、次の予算の決め方)
ヤフオクで狙っていた品を取られると、くやしいものです。「次こそは」と、すぐ似た品に高めの金額を入れたくなります。けれど、負けた直後は、いちばん熱くなりやすい時です。ここでは、落札できなかった時に何を確かめ、次にどう入札するかをまとめます。
落札できないのは、ふつうのこと
開発元が自分の仕入れで、終了30秒前のスナイプ入札を予約した記録を数えると、決着した190件のうち落札できたのは31件(16%)でした。予算切れで負けたのは143件です(190件の実データ)。
1人の仕入れの記録なので、ジャンルや予算の付け方が違えば結果も変わります。それでも、取れる回数より負ける回数のほうが多いのは、珍しいことではありません。
まず、負けた理由を分ける
負けた理由によって、次にやることが変わります。よくある理由は次の3つです。
| 負けた理由 | 次にやること |
|---|---|
| 相手の上限額が、自分の予算より高かった | 最終的な落札額と予算を比べる(次の見出しで説明) |
| 入札単位の関係で、あと1回分が予算を超えた | 予算を入札単位の境目のすぐ下に置かない |
| 手動で終了の直前をねらい、間に合わなかった | 30秒前ごろに入れるか、自動に任せる |
2つ目は、たとえば現在価格が49,800円の時に起きます。5万円未満の入札単位は500円なので、次に入れられるのは50,300円から。予算が50,000円ちょうどだと、あと1回分が入らずに負けます(入札単位の早見表)。3つ目は、通信やページの表示、確認画面に時間がかかるためです(終了間際は何秒前に入札する?)。
最終的な落札額と、予算を比べる
いちばん多いのは、1つ目の「相手の上限額のほうが高かった」です。この時は、その品が最終的にいくらで落札されたかを確かめ、自分の予算と比べます。
開発元の記録で、予算切れで負けた品のうち最終的な落札額が分かった128件を見ると、落札額は予算の中央値1.2倍でした。そのうち予算の1.1倍以内で決着したものが46件(36%)。残りの3分の2は、1.1倍よりも上まで競り上がっていました。
1. 1.1倍以内だった:「あと1割」で取れた品です。その値段で買っても利益が出る(納得できる)品なら、次に似た品を狙う時、予算を少し上げる意味があります。
2. それより上だった:追いかけても、利益が出なかった品です。負けて正解だった、と考えてかまいません。
どちらの場合も、決めるのは次の入札の前です。競り合いの最中や、負けた直後の気持ちで決めることではありません。
次の予算は、相場から決め直す
予算を上げるかどうかは、「くやしいから」ではなく、相場で決めます。ヤフオクの「落札相場」で同じ品の過去の落札価格を見て、中央あたりを「売れる値段」と考え、そこから利益と経費を引いた額が上限です(相場の調べ方)。
予算は、落札価格だけでなく、送料と、ストア出品なら消費税まで入れた「払ってもいい総額」で考えます。ストア出品は入札欄が税抜きなので、税込みの予算のまま入れないよう気をつけます(ストア出品の税込み・税抜き)。キリのいい数字より、入札単位1〜2回分だけ上にしておくと、あと1回分で負けることが減ります。決めた予算は、メモに書いておきます。
次の品は、早くから入札しない
1点ものでも、似た品はまた出ることが多いものです。次の品を見つけても、すぐには入札せず、ウォッチリストに入れておきます。
早くから入札すると、ほかの人に上回られるたびに「高値更新」が起き、入れ直す人が出て、値段がだんだん熱くなります。負けた直後の「取り返したい」気持ちも重なって、自分も予算を上げがちです。入札は終了間際に、メモした予算で入れます(ヤフオクで安く落札するコツ/熱くなって高値づかみしないコツ)。
ただし、終了間際に入れても、ほかの人がすでに高い上限額を入れていれば勝てません。終了間際の入札は魔法の値引きではなく、無駄に競り上げられないための入れ方です。勝ち負けを最後に決めるのは予算です。
負けた理由を、記録に残す
負けた品の「自分の予算」「最終的な落札額」「負けた理由」を、かんたんでいいので残しておきます。何件か並べると、自分の予算の付け方が低すぎるのか、もともと利益の出ない品を追っているのかを見分ける材料になります。
終了間際の入札を、自動でやる方法
終了時刻に毎回画面の前で待つのは大変です。終了間際の入札を代わりにやるアプリやソフトに任せれば、決めた予算のまま入札できます。
スマホだけでやるなら:ウォッチスナイプ Android版に、狙う品と予算を予約しておくと、終了間際にスマホが自分で起きて自動入札します。画面を消していても動き、自動延長で競られたら予算まで入れ直します。入札した・最高額になった・予算を超えた・落札できたかを、その都度お知らせします。くわしくはスマホだけでスナイプ入札をする方法へ。
パソコンでやるなら:ウォッチスナイプ(Windows版)が、予約した品の終了30秒前に、ヤフオクのサーバー時刻に合わせて入札します。落札できなかった時は、予算切れ・すでに最高額だった・入札単位の関係で次の額が予算を超えた、などの理由を記録します。どちらも、予算を1円でも超える入札はしません。
| 無料で使える回数 | |
|---|---|
| Android版 | はじめの20回は無料、その後は毎月10回まで無料 |
| パソコン版 | 毎月15回まで無料(使い始めて7日間は無制限) |
| 会員 | 月500円/年5,000円で無制限 |
よくある質問
Q. ヤフオクで落札できなかった時、まず何をすればいいですか?
その品の最終的な落札額を確かめて、自分の予算と比べます。予算の1.1倍以内なら、利益に余裕がある品に限って、次から予算を少し上げる意味があります。それより上まで上がっていたなら、追わなくて正解だった品です。
Q. 負けた品と似た品が出たら、前より高く入札したほうがいいですか?
相場から決め直した予算の範囲なら構いません。ただ、負けた直後の「取り返したい」気持ちで上げると、高く買いがちです。上げるかどうかは、入札の前に相場から計算して決めます。
Q. 予算はどれくらい上げればいいですか?
決まった答えはありません。開発元の記録では、予算切れで負けた品のうち128件中46件が予算の1.1倍以内で決着していました。その値段で買っても利益が出る(納得できる)品だけ、予算を少し上げる意味があります。
Q. 終了間際に入札したのに負けたのは、入れ方が悪かったのですか?
多くの場合、入れ方より予算です。ほかの人がすでに高い上限額を入れていれば、終了間際に入れても、それを超えないと勝てません。開発元が終了30秒前のスナイプ入札で予約し、決着した190件では、落札できたのは31件(16%)で、予算切れで負けたのが143件でした。
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